会社のロゴマークなどを企画することがあります。デザイナーと組み、私がディレクションするという形ですが、このたびもある企業のロゴを提案することになりました。そこでの気づき。

ロゴデザインといえども、好き勝手に提案するわけではなく、その会社のイメージを文字で表現していくわけですから、先方の要望をヒアリングしたうえで、長く使っても色あせず、その企業のカラーが出せるデザインの方向性を決め、デザイナーと相談しながら異なる方向性の案をいくつか提案します。

これは多分に私の性格的なものですが、つい、最初から自分の打ち立てたイメージに決め付けて制作してしまうのです。でも、お客さま側としては、「選びたい」という欲求があり、こちらがキメで提案してしまうとバリエーションがなくてもの足りなく感じる様子。

たとえば、その企業の社風や理念から「誠実で信頼感のある企業」というイメージを持った場合、ゴシック系のオーソドックスでカチッとしたロゴを提案したい、と私自身は思います。その意図をデザイナーに伝え、ゴシック系の文字で何案か提案してもらうのですが、当のお客さまとしては明朝系や筆記体のロゴも見てみたい。最終的にはゴシック系のロゴで落ち着くことが想定できても、先方は他の種類も見て選びたいのです。提案する側としては、あれこれ出すと却って相手を迷わすことになると思い、ある程度方向性を絞ってキメていくわけですが、それで相手が満足するわけではないということです。

私自身が思い込みが激しい方なので、コレッ! と決めるとそれで突き進んでしまう癖があるため、今回も「また、やってしまった…」と反省しきり。車のハンドルにもあそびが必要なように、提案の際にも相手に選んでもらう“余白”というかゆとりみたいなものも必要なんだな、と改めて感じました。

PTAの部会などでも、部員の負担を軽減しようとついつい部長の私が全部し切って物事を進めがちなのですが、これも、全部自分でやってしまわず、部員一人ひとりに意見を言ってもらったり、作業を分担して「参加意識」を持ってもらうことが大切だということに、最近気づきました。部長が全部取り仕切ってしまうと、部員にとっては結局他人事になってしまい、部会への参加率も落ちてくるのです。逆にちょっとでも、自分が参加して広報誌ができた、私も制作の一端をになった、という体験ができれば、達成感が生まれ、次号制作のモチベーションもあがります。

自分を振り返ると、なんでもついつい面倒見てしまう長女体質が災いしている模様。何ごとにつけ、甘えベタというか…。ちょっと改革が必要なようです。

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