ライター・カミガキ 臨機応変日記

好きな言葉は「臨機応変」。 変幻自在、しなやかに強く、信じるままにわが道を行くライター・カミガキの日々の奮闘・思い・気づきを綴ります。

2007年07月

真意伝わる?



 毎日、何十通のメールをやりとりしようとも、結局、メールで真意を伝えることはできない、と私は思っている。お互いの関係が良好な時は問題ない。問題は何かトラブルが起きた時である。トラブルの原因は自分のミスもあれば相手のミスもある。誤解や連絡の行き違いもある。



 いずれにせよ、何らかのトラブルが発生した時、メールでわびたり誤解を解こうとしたりしても、逆に問題がこじれたり、火に油を注ぐ結果になることの方が多い。 



 メールで「申し訳ございません」と書き連ねたところで、一度、不快感や不信感を持った相手の気持ちを変えるのは難しい。メールでトラブルの原因をあれこれと書きたてたところで、読む側には言い訳にしか映らないこともある。



 対処の方法としては、メールよりも電話、電話よりも相手のもとへ急いで、まずは対話を持つことだ。相手から事情を聞き、トラブルの原因を探し、善後策を講じれば、火種を大きくしなくてすむ。直接、話をすることで誤解や勘違いであったと分かることもある。



 特に感情的になっている時は、メールで対処しないほうが得策だ。感情に任せて余計なことまで書いてしまい、書いているうちに怒りが増幅して、自分で収拾がつかなくなるからだ。



 メールは遠方の相手とも、時間を問わず情報の伝達ができる便利なツール。しかし、メールに依存し、メールですべて解決しようとすると、誤解が誤解を生み、不信が不信を呼ぶ事態になりかねない。すべてをメールで片付けようとするのではなく、その時々に応じた伝達手段を使って人に相対することが、情報技術(IT)時代に生きる私たちの知恵なのではないだろうか。



(2007.07.31 中国新聞 朝刊 文化面「緑地帯」にて掲載)


 「気が上がる」「気を込める」「気を入れる」。本書にしばしば登場する「気」という言葉が心に残った。例えば「いきなり動作に入ると気が上がってしまい、物を落としたり、手をすべらせたりと、思わぬ失敗をする」ものだ。せっかちな性分の私は、しょっちゅう“気が上がった”状態にあるといえる。



 本書には、思わぬ失敗を防ぐには、まず、何か動作を始める前に一呼吸して息を整えてから取りかかりなさいとある。一呼吸の間に、その動作や物が「自分に本当に必要なものなのか、自分の好みにかなっているのか」自分に問い、気持ちを整えてから行動に移すことを説く。なるほど、慌てているときほど、この一瞬の判断ができず失敗に至ることがなんと多いことか。日常の動作一つも、心のあり方と自然に結びついていることを知る。



 息を整えるとは、呼吸法につながる。腹から深くゆっくりと呼吸し、意識を呼吸に向けると、雑念が取り払われ、自分本来の静けさを取り戻すことができるという。これぞ腹式呼吸の効能だ。時間に追われ、目の前の仕事に追われ、心をなくした状態にあると、気づくことすらできないが、呼吸法を変えるだけで、はっと正気に戻ることができるのだから、実行しない手はない。



 「気」は目には見えない。その場の雰囲気であったり、人の心の状態であったり、呼吸そのものであったり…。見えないからこそ、五感を研ぎ澄まし、心と体で感じようとする。インターネットや携帯電話という通信手段に依存し過ぎて、私たちは人や自然の気配を感じ、心にかけることを忘れていやしないだろうか。体内の老廃物を出すデトックス(浄化)に関心は寄せても、心の中にたまった邪気という老廃物を取り去ることに無頓着でありはしないだろうか。



 なんどきも動じないすがすがしい自分でいることに、もっと努めてみてもいいのではないか。ぶれない自分を作りあげるのは、日々の振る舞いであり、所作であり、第一に心のあり方であることを本書に学んだ。腹の底から深く呼吸し、背筋をピンと伸ばすだけで、自分を包む空気が変わることを体感できる。著者は上田宗箇流家元。



(2007.07.29 中国新聞 朝刊 読書欄にて掲載)





日々ごゆだんなきよう―幸せを呼ぶ礼法入門 日々ごゆだんなきよう―幸せを呼ぶ礼法入門
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2007-07

文字はクール



 ある交流会で名刺交換した相手から「メール作法のメルマガですか。メールに作法なんて必要ですか」と言われた。その人いわく「来たメールに返事を出すのも、こちらからメールを送るにも、用件を伝えればいいのだから、別段、作法のようなものは必要ないんじゃあないですか」。ごもっとも、である。



 メール、ことに仕事上のメールは伝達すべき内容を簡潔にまとめ、的確に伝えることが目的だ。しかし、文字だけでやりとりするメールは同じ言葉遣いでも、相手の顔を見て会話するときとは受け止め方が変わる。



 何かを依頼するとき「○○してください」と口で言うのと文字で読むのとでは、文字の方が冷たく、きつく感じられる。対面なら表情や口調で相手の意図や気持ちを判断できるが、文字だけのメールでは相手の表情までは読み取れない。



 書いた方は何の気なしに書いた一文が、読む側には「怒っているのだろうか」「命令されているみたいだ」と感じられることがあるのだ。依頼のメールでは「○○してください」より「○○していただけますか」と書くと文章が和らぐ。



 「メールに作法が必要なんですか」と聞いた相手は言葉のやり取りに感情を左右されることなく、淡々と事務的に処理できるタイプの人かもしれない。だが、私は自分が素っ気なく感じた表現を人には使いたくない。日々のメールのやりとりで少しでも感じ良く、相手を不快にさせない言葉遣いを意識している。
 メールもコミュニケーションの手段である。用件を伝えることが大前提ではあるが、相手への思いやりや気遣いを短いフレーズで添えられれば、仕事のやりとりも円滑に進むのではないだろうか。



(2007.07.28 中国新聞 朝刊 文化面「緑地帯」にて掲載)


小ワザをご紹介



 二〇〇五年一月からメールマガジン(メルマガ)を配信し始めて二年が過ぎた。タイトルは【仕事美人のメール作法】。「日々のメールのやりとりを気持ちよ~く進めるための小ワザをご紹介するメールマガジン」と称し、毎週月曜から金曜の朝九時半に配信している。



 ブログ全盛の昨今、メルマガは押され気味だが、メルマガ配信サービスの「まぐまぐ!」では、現在も三万二千誌が登録され、毎日さまざまなジャンルのメルマガが配信されている。



 私がメルマガを始めようと思ったのは「自分の媒体を持ちたい!」という思いからだ。雑誌やウェブサイトに原稿を書くことはあっても、それは出版社や企業の媒体。自分の媒体を持てば、制約を受けず自分の思いを伝えられる、と考えた。



 身近な内容で自分の経験を基に書けるテーマとして選んだのが「メール作法」。仕事でメールのやりとりは不可欠で、書き方一つで印象が良くも悪くもなる。ちょっとした手間や配慮で好印象を与え、相手との関係が良好になる。そんなメールのテクニックや心遣いを、仕事でメールを使う人、特に同世代の働く女性たちの参考になれば、という思いから書き始めた。今年二月には「仕事で差がつくできるメール術」(青春新書)として出版するに至った。



 メールは文字だけのやりとりであるため、会話では気にならないひと言が文字にすると冷たく、素っ気なく感じることがある。逆に、心に残る表現や、読んでうれしくなるひと言もある。仕事を通じて学んだ、そんな言葉遣いの工夫や配慮をメルマガや本で伝えていきたいと思っている。
(かみがき・あゆみ ライター=広島市)



(2007.07.27 中国新聞 朝刊 文化面「緑地帯」にて掲載)





仕事で差がつくできるメール術 仕事で差がつくできるメール術
価格:¥ 767(税込)
発売日:2007-02

すっきりしないお天気の日曜日。小雨にも負けず、一家で久しぶりに吉和へ。目的は温泉と美術館です。



夏休み最初の日曜日ってことで、子供の絵日記の題材になりそうな地として近場でリゾート気分が味わえる、クヴェーレ吉和を選んだのでした。



同地にあるウッドワン美術館では今、クイズ形式で子供も参加できる絵画鑑賞ツアーをしているので、遊びつつ、学べてちょうどいいかなと。雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、森の緑がしっとりと美しく映え、人も少なく渋滞・混雑嫌いの私にはちょうどよいお出かけとなりました。



午前中はクアハウス→温泉でまったり(汗をかいたせいか、体重も減っていたのだ!)。昼食後、美術館で絵画鑑賞。その後、マイセンのカップでコーヒーがいただけるカフェでくつろぎ、帰宅。レストランでいただいたお試しワイン三種が予想以上においしくご機嫌でした。



帰宅後は、野菜系のあっさりおかずと白ワイン。またもや映画鑑賞と相成り、夫と次女が選んできたという「パーフェクト・マン」を鑑賞。



全米トップ・アイドルといわれるヒラリー・ダフ主演のこの映画、そつなくほどよく家族で楽しめるラブコメディってところでしょうか。このおねえちゃん、どっかで見たことあると思ったら、子供に言わせるとディズニーチャンネルのドラマに出ているらしい(「リジー・マグワイア」)。



失恋するたび、引越しを繰り返すシングルマザーとその娘二人のホームドラマ兼恋愛ドラマ兼青春ドラマという感じの映画です。“パーフェクトマン”を演じる男優・クリス・ノースは一瞬、グレゴリー・ペック? と見間違うような長身の男前! テレビシリーズで人気の人らしいけれど、まだまだこんなセクシーガイがいるんですなぁ、ハリウッドには。



ヒラリー・ダフがまた演技が達者で、いい感じ。DVD特典のインタビューを見ても、頭の回転の速い賢い子という印象で、だてにトップアイドルしてないです。歌も唄ってるらしいのですが、いきなりこんな感じでセクシー街道ばく進中。なんだかえらく映画のイメージと違うんですけど。



ヒラリー演じる高校生の女の子のはぶて具合がうちの上の娘そっくりで笑っちゃいました(家族に言わせると、この映画の母親の身勝手ぶりは私そっくりだそうですが)。



くつろぎモードで映画鑑賞している最中に、グラスに注いだワインがひっくり返り、最後のいっぱいが飲めなかったことを除いては、ハッピーな一日でした。





パーフェクト・マン ~ウソ~から始まる運命の恋~ パーフェクト・マン ~ウソ~から始まる運命の恋~
価格:¥ 1,800(税込)
発売日:2007-06-14











いよいよ夏休みスタート! 私にとっては毎日、弁当作りに追われる“魔の季節”の始まりです。嗚呼・・・



本日の夕食は焼肉。昼イチの仕事のあと、優雅に遅い昼食(すでに早い夕食の時間であったが…)と称し、市内某所で白のスパークリングワインにアボカドとエビのサンドウィッチを食した、とはとても家族にうちあけられず、のらりくらりと遅くに帰宅すると「帰りが遅い! 自分勝手にもほどがある!!」と非難ごうごう(わかっちゃいましたが…)。ごめんよ、こんな母さんで。



何食わぬ顔で焼肉をたいらげ、家族とともになぜかディズニーチャンネルの映画「ファミリー・ゲーム」を鑑賞。



最初「ふたりのロッテ」の現代版かと思いきや、リンジー・ローハンという全米で人気のアイドル(?)の子役時代の作品で、達者に双子役を一人で演じていて、思わず感心。米国の子役の層はハンパでなく厚い、と改めて思ったのでした。



船上で出会い、結ばれた両親のもとに生まれた双子の姉妹。両親の離婚とともに、英国と米国で離れ離れに暮らすこととなった彼女たちが、サマーキャンプで偶然にも出会い…。そこから始まるハプニングの数々を描いた、ザ・夏休み向けのファミリー映画です。



この映画で見る主演のリンジー・ローハン、そばかすだらけのいかにも子役然とした女の子なんですが、今、こんなになってるんですね。



かわいく賢く、達者な子役を脱皮して、成人するとたちまちセクシー路線をひた走るのが米国の子役女子の王道ということでしょうか。そ~んなに急いで大人ぶらなくてもねぇ、と日本のおばさんは思うのだが。日米では求められるものが大きく違うんだよねぇ、きっと。





ファミリー・ゲーム ファミリー・ゲーム
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2005-12-21




あなたの英語力、仕事として通用するか
チェックしてみるチャンスです!



技術翻訳会社トランスワードでは「オリジナル参考書」とその内容に即した「翻訳添削課題」をセットにした商品を発売。



翻訳添削課題を行うことで
「各参考書の内容をどれだけ理解できたか」
「現在の翻訳スキルがどのくらいのレベルか」
を確認できます。



提出した課題は、同社代表の仲谷氏およびスクール講師の吉持氏がていねいに添削して返却。
あなたの英語力が「翻訳者」として通用するレベルにあるか、試してみませんか?



詳しくは『翻訳参考書マーケット』をご覧ください。


↑このページのトップヘ