ライター・カミガキ 臨機応変日記

好きな言葉は「臨機応変」。 変幻自在、しなやかに強く、信じるままにわが道を行くライター・カミガキの日々の奮闘・思い・気づきを綴ります。

2013年06月

 昨日から尾道に来ています。

 母校、尾道市立大学で特別講義を担当し、
 その後、恩師と後輩の3人で
 母校の卒業生が開店したという
 こじゃれたバーで飲んでました。

 少々、テンションが上がっていたせいか
 毎週金曜に、このメルマガで紹介する
 本の用意がありません。

 恩師が専門とする
 志賀直哉の作品を紹介しようかとも思ったのですが、
 (昨夜もレクチャーを受けたばかり)

 付け焼刃すぎる気がするので
 今回は、昨今の出版事情について
 徒然に思うよしなしごとを書いてみようと思います。


 出版に関して
 大学というのは、
 巷の商業出版とは性格の異なる
 ある種独特な世界があります。

 大ベストセラーが出ない代わりに
 少部数でも、出せば(出版すれば)確実に売れ、
 年に1冊以上のペースで
 コンスタントに継続できます。

 部数も(商業出版に比べ)びっくりするほど少ない。

 最近のビジネス書の初版部数が
 そこそこ名の売れた著者でも
 4000部と言われますが

 昨日、聞いた関係者の話では
 大学はその約10分の1以下。

 ですが、教員が書いた本は
 教科書や副読本として
 授業で使うので
 出せば、必ず買い手がつくわけです。

 大学では
 本は、出して当たり前。

 出版が特別なものではなく
 ごく身近なものだから
 印税に対しても極めて淡泊。

 本を出して、印税でひと儲けというより
 研究の成果を発表する媒体が本なわけで
 出版を細く長く続けていくことの方に重点が置かれているので
 印税に対する過大な期待やギラついた欲もないんですね
 (そういう人もいるのでしょうが…)。

 実際、恩師に「先日、6冊目の自著が出ました」
 なんて報告しても
 「へぇ。それで?」
 てなもんで、まったく気にも止められませんでした
 (著書の数でいえば、先生の方がはるかに私より多いわけで)。

 そこで、思うのが
 本の出版って、大学式に
 少部数でも確実に売れる分だけ刷って出せば
 それでいいんじゃないの、ってことなんです。

 紙に印刷され、きちんと装丁された本に対する
 憧れは根強くあるわけですが
 個人が情報発信する媒体としては
 本以外の手段がいまや数多くあります。

 ブログやメルマガしかり
 SNSしかり。

 それでも、紙に印刷した活字で「読みたい」という層が
 一定数いる。
 そして、紙に印刷した活字で「残したい」という層も
 一定数いるわけです。

 それなら、読みたい人の数だけ出版して
 売ればいい。

 これって、商業出版にわざわざ乗せなくても
 個人レベルでもできることだと思うんです。

 一時期、はやった
 個人の名誉欲を満たすための「自費出版」ではなく
 個人が発信したい情報を本として残す「個人出版」という方法。


 かつて、音楽の世界で
 インディーズという形でCDをリリースする流れが
 あったように

 これからは、こうした
 個人レベルの出版がぼつぼつと現れてくる
 ような気がしています。

 たとえば、こんな感じ。
 これも個人出版の一つの形です。
 

 
 出版は、それで儲けるというより
 情報発信の1ツールとして
 もっと身近で、敷居の低いものになっていくのでは
 ないでしょうか。

 出版が特別なものでなくなり、書き手が増えていけば
 必要とされるのは、編集者
 だと思うんですよね。



 そんなことを、ここ
 「あなごのねどこ」で考えていました。

 ここは、古い長屋を改造した簡易宿なんですが
 前回、利用した時よりも
 宿泊者が増えていて、ちょっとびっくり。

 若い人(男性含む)が数人泊っていて
 おばちゃんは、若干、緊張してしまったではないか。

 ★尾道「あなごのねどこ」
 
  宿泊者の中で、一番の早起きが私だった。
  なんか自分だけ年寄りみたいで、やだぁ~っっ!

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 なぜ、すぐ熱くなるのかなぁ
 広島県人って・・・。

 昨日は、ある全国誌の取材で
 東京からやってきた編集者と
 地元のカメラマンと私の3人で
 取材先の呉を訪れました。

 広島駅から、
 カメラマン氏の車に同乗させてもらい
 3人で取材先へ向かったのですが

 行きも帰りも
 カメラマン氏と私は
 東京から来た編集者に
 しゃべるしゃべる。
 「広島あるある話」を!

 カープの選手は、普通に広島市内中心部を歩いているとか
 彼らの自宅を知っているとか
 奥さんが東京出身の選手は移籍する可能性大とか

 呉市は斜陽の一途だったが
 大和ミュージアムと映画「海猿」の舞台になって
 観光で盛り返してきてるとか

 お好み焼きは広島市内中心部で食べるより
 郊外の方が値段は安いとか
 お好み焼きの宅配もあるとか……。

 観光大使でも何でもないのに
 取材の行きも帰りも
 ず~っつと2人で
 広島ネタをしゃべり続けていました。

 なんなんでしょうか
 このムダな熱の入れようは。

 県外者と知るや
 広島のことをアピールしたくて
 たまらなくなるのです。

 昨日の編集者さん
 すみません。

 でも、広島のこと
 もっと知ってもらいたくて
 つい語ってしまったのです。

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 これって、悲しい性(さが)?





   

 名古屋の改札を出られませんでした・・・

 先週、金曜は浜松へ。
 
 企業のビジネスメール研修の講師を務めた後
 浜松の友人たちと一献。
 一泊して、翌日は名古屋で打ち合わせを予定していました。

 浜松⇒名古屋⇒姫路⇒広島
 という新幹線の乗り換えを
 EX予約でしていて、浜松駅にて発券。

 名古屋でがっつり3時間ほど打ち合わせの時間を取っていたので
 下車後、意気揚々と改札を出て待ち合わせ場所へ向かう予定が……

 まさかの足止め。

 乗り継ぎのチケット予約で
 途中下車できると思い込んでいた私は
 駅員さんに、このチケットで途中下車すると
 名古屋以降の行程は無効になると告げられ
 初めて、自分が改札から出られないことに気づいたのでした。

 ガ~ン、そして
 顔・面・蒼・白。

 すぐに、待ち合わせ相手に連絡をし
 苦肉の策で、彼女に新幹線構内に入場券で入ってもらうことに。

 せっかく、食事でもしながら打ち合わせ
 と思っていたのに、
 売店しかない待合所へ。

 結局、ジュース1本で
 3時間近く話し込み
 最後はホームで見送りまでしてもらって
 帰途に着いたのでした。

 でも、名古屋駅の新幹線の待合所には
 コンセント付きのカウンター席があり
 パソコン使いながら、打ち合わせするには
 十分な空間でした。

 何を打ち合わせしたかって?

 「仕事美人トークカフェ」の名古屋開催についてです。

 追って詳細はお知らせしますが
 日程だけ先に告知しますと……

 -----------------------------------
 ▼「仕事美人トークカフェ」in 名古屋
 -----------------------------------
 日時:9月14日(土) 14:30~16:30
 -----------------------------------

 ゲストは、相ちゃんこと
 ケータイを持たずにフリーで仕事をする女
 (とだけお知らせしておきましょう)。

 テーマも「ケータイを持たない女の仕事術」です。

 彼女、ITを駆使して仕事をしていながら
 ケータイもスマホも持っていないのです!
 でも、ちゃんと連絡はつく……。不思議でしょ?

 名刺もすごくインパクトがあるし
 とにかく、仕事の仕方がユニークで
 面白い!

 打ち合わせでも
 次々に面白エピソードが出てきて
 笑いっぱなしでした。

 名古屋および近郊の【しごび】読者の皆さま
 9月の開催、楽しみにしていてください。

 今から私もワクワクしています♪

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 森瑶子という作家をご存じでしょうか・・・

 古い話です。

 私が山田詠美を夢中になって読んでいた20代、
 詠美のエッセイにも時折、名前が出ていた先輩作家。

 それが、森瑶子でした。

 それほど美人ではないのですが
 英国人の夫と、その間に3人娘がいて
 なんだか華やかな経歴を持つ
 都会派の女流作家、というイメージがありました。

 彼女の料理本を
 何かの拍子に買い、今でも持っているのですが
 作品は、1冊も読んだことがなく
 没後20年の今年、初めて手にしました(遅っ!)。

 「情事」というタイトルの文庫本です。

 収められているのは
 「情事」と「誘惑」の2篇。

 早い話
 亭主も子どももいる女が
 若い男と恋に落ちた
 ひと夏の経験を書いた話なのですが

 見事なまでの、華麗過ぎる文体に
 「ザ・女流小説」
 を感じとることができます。

 1978年、 森瑶子
 38歳の時のデビュー作ですから
 気負いもあったのでしょう。

 でも、考えてみたら
 すでに30年以上も前の作品。

 彼との連絡は黒電話。
 彼は自室で、バッハを
 CDではなくレコードで大音量で聴き
 ベランダではなく、自室でタバコを堂々と吸う……

 もはや、今では
 見ることのないモノやコトや風景が
 描かれていて

 この作品が、すでに古典
 なのだと思い知りました。

 「女房の不倫話」なんて
 今では掃いて捨てるほど、巷に転がっていますが
 当時は“衝撃作”だったわけで

 そんな時代の差を感じながら読むのも
 一興です。


 森瑶子自身を投影したと思われる
 この作品(そうした事実があったかどうかは別として…)

 40前で、女としての自分の賞味期限切れに焦り
 夫ではなく、若い男との恋で
 女としての自分を再確認しようとする様は

 「なんだか、早すぎるのでは?
  そんなに焦らなくとも……」
 と思わずにいられませんでした。

 男性週刊誌に
 47歳のビキニ姿を披露する
 現役感バリバリの“美魔女”が存在する
 今では、考えられない話でもあるわけでして……。

 時代って、残酷です。

 若かりし頃、すでに読了という
 同世代の女性も多いと思うこの作品

 「今さら」読み返してみるのも
 悪くないです。

 森瑶子の華麗な文体と小説世界を
 ぜひ、味わってみてください。




 今、生きていれば73歳。
 どんなばあさんになっていたのでしょう、彼女。

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 6月12日は、国際大家族ゆかいなフォーサイス一家
 ダディこと、ジム・フォーサイスさんのお誕生日。

 そして!

 ジムさんの奥様、フォーサイス幸子さんの出版第2弾
 「グローバルですが、何か? ~獅子奮迅! 幸子の愛と青春の旅立ち編~」
 の発売日です。

 ジムさんのお誕生日を、幸子さんの本・第2弾の出版日にしました
 (あぁ、家族愛!)。

 第1弾に続き、第2弾の出版も
 企画・編集・制作を神垣が担当しています。

 前作は、8人の子ども達中心のお話でしたが
 今作は、フォーサイス幸子さんにぐぐっとフォーカス。

 彼女が大学卒業後に味わった挫折、
 試行錯誤の中で見つけた留学のきっかけ
 渡豪、そこからの就職、結婚、長女と長男の出産までが
 笑いと涙をまじえつつ綴られています。

 今でこそ、テレビに取り上げられたり
 ブログが全国的にも人気の
 幸子さんですが、
 もともとは、ごく普通の地方都市出身の娘さん。

 もし、海外留学を経験していなければ
 一般家庭の奥さんとして生活していたに違いないのですが
 20代でオーストラリアへ渡ってから
 彼女の人生はぐんぐんと大きく動き出します。

 その転機やチャンスは
 彼女に限らず
 勇気を出して一歩前へ足を踏み出した人
 だれでも手に入れることができるもの……

 ということを読後、感じてもらえるのでは?
 と思います。

 若き日の幸子さんの“獅子奮迅”ぶりを
 お読みいただけると、うれしいです。


 フォーサイス幸子さん著
「グローバルですが、何か? ~獅子奮迅! 幸子の愛と青春の旅立ち編~」

 A5版 156ページ 写真もたっぷり挿入し、
 1冊1000円にて、こちらからご購入いただけます。
 http://www.opm-japan.com/form/ebook.html



 ゆかいなフォーサイス一家のブログはこちら
 
 七夕の7月7日(日)には出版第2弾記念パーティーも開催!

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 広島は、
 先週の金曜日から昨日の日曜まで
 「とうかさん」というお祭りでした。
 
 とうかさんの日から
 浴衣を着始めるのが広島のお約束でもあり
 浴衣姿の男女で市内一円がにぎわいます。

 今年は念願かなって
 二人の娘が自分で浴衣を着つけて
 とうかさんデビューを果たしました。

 もちろん、口うるさく
 教育的指導(?)もしましたが
 口げんかしながらでも
 まずまずの出来で送り出すことができ
 わたしも満足。

 その後、わたしも十数年ぶりに
 浴衣を着てとうかさんへ行ってきました。

 すさまじい人ごみで
 早々に退散しましたが……

 来年はぜひとも娘たちが
 彼氏ととうかさんへ浴衣デビューできるよう
 願をかけてきました、とさ。

 娘たちに着付けレッスンしてくださった
 澤井先生、ありがとうございました♪

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 なんだか憑かれています・・・

 あ、「憑かれて」ではなく
 「疲れて」でした。

 そういうわけで、疲れています。

 そして、忙しい。

 「忙しい」という字は
 「心」を「亡くす」と書きます。

 だから「忙しい、忙しい」なんて
 言うのも書くのも控えた方がいい。

 分かっています。えぇ、分かっていますとも!

 でも、せめて、ちょこっとつぶやかずにはおれぬほど
 仕事に追われて、ゆとりをなくしています。

 そんなとき、ふと手にしたコミックがこれ!
 「きょうの猫村さん」

 私は、コミックの類は
 ほとんど読みません。

 せいぜい、夫が気まぐれに買ってくる
 「黄昏流星群
 を一気読み(え?)する程度。

 そんな私でも、つい手が伸びてしまったのが
 「きょうの猫村さん」だったのです。

 1ページ2コマの展開。
 いわゆる、ヘタウマなゆるいタッチ。
 吹き出しも手書きだし……

 猫村さんはネコの家政婦なんですが
 メスという設定なのに
 セリフがなんだかオカマっぽくて
 それがまた、いい味出しています。

 家事のお手伝いに行く先のお屋敷には
 中学生の不良娘がいるのですが
 セーラー服にロングロングスカートという
 まるで“昭和”なスケバンスタイル。

 なんだか、ことごとく
 昭和くささがちりばめられていて
 ほのぼのします。

 現実逃避で
 「黄昏流星群 35 」のメイドと教授の恋なんて
 読んでいる場合ではないっ!
 

 しっかりしろっ! わたし!!

 「猫村さん」に心洗われ
 今日からまた、元気に頑張っていけそうです。


 疲労回復に、よく効く一冊!

 




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