ライター・カミガキ 臨機応変日記

好きな言葉は「臨機応変」。 変幻自在、しなやかに強く、信じるままにわが道を行くライター・カミガキの日々の奮闘・思い・気づきを綴ります。

2013年11月

全国初の自治体運営WEBマンガ雑誌「コミックいわてWEB」
来年2月まで、第2・第4週を中心に月2本程度「描きおろし」マンガ作品を定期配信! 

『FORTUNE宮城』
「未知で予測できない現象」を人の力で「幸運」に変換してゆく姿を継続的に伝える復興情報フリーペーパー

石巻在住の看護師さんからの声。「たのけん」レポート 

「南相馬少年野球団」
福島の子供たちとスポーツをめぐる現実をつづった「南相馬少年野球団」を南相馬市出身のルポライターが出版。

「ポッケア」
「定期的に継続的に生活圏外の安全な場所で刺激的な体験学習」という新しい保育のカタチを目指す移動保育プロジェクト。

「わがこと 防災減災」
沿岸部の職場で働く人や顧客の命をどう守ればいいのか。あの日の証言と、その後の取り組みから、被害軽減のヒントを探る。

 ダンダリンって
 人の名前だったのですね・・・

 テレビドラマ「ダンダリン 労働基準監督官」
 は同名のコミックをドラマ化したものですが
 そのコミックの原作者が田島隆さんです。

 彼が原作の他の作品としては「カバチタレ!」もありますね。

 でも、その田島さんが私と同郷の
 呉市出身ということを最近まで知りませんでした。

 さらに、コミックの原作者であると同時に
 海事代理士で、行政書士であることも。

 地元のラジオ番組に田島さんがゲストで出演していて
 新刊をPRしていたので、興味本位で思わず買ってしまったのが
 「カバチ流人生指南 弱者はゴネて、あがいて、生き残れ!」
 です。

 タイトルも表紙も強烈ですが
 中身も強烈でした。

 1章から3章は幼少期から
 ハタチで結婚して離婚するまでが描かれています。

 私より2歳若い田島さんは
 ほぼ同世代。 
 感覚的には同世代ならではの共通するものを
 感じるのですが

 生活自体は同世代でこんなにも不遇な生活をしてきた人がいるのか、
 と驚くばかりでした。

 初恋=結婚、離婚=失恋だった
 若い田島さんは、初めて恋した彼女と別れたのち
 働く意欲さえなくしてしまいます。

 それでもアルバイトを転々とし、ホームレス寸前の生活を続ける中で
 「手に職」ではなく「“頭”に職をつけよう」と目覚め
 高校中退でも受験資格のある
 海事代理士の資格に挑みます。
 そして、合格。

 それをきっかけに
 いろんな意味でゲリラ的な手法で道を切り開き
 行政書士、漫画原作者へと
 人生の駒を進めていきます。

 ざっくりと言ってしまえば
 幼少期から辛酸をなめ続けてきた男の
 「一発逆転物語」
 といったところなのですが

 読み終えた今も
 さわやかさとか爽快感より
 ほろ苦さがずっと残る
 そんな半生記という印象を持ちました。


 私は自分の子ども達に対して
 「高校を卒業する時点で、
  目的もなく進学するくらいなら
  働いた方がいい」と言ってきました。

 今の世の中、働く意欲と才覚
 そして本人の努力があれば
 道は切り開いていける!
 と思っているからですが

 本書を読んで、それは単なる驕りだと気づきました。

 有名校でなくとも
 人並みに高校を卒業し
 曲りなりにも短大へ進み、職を得て今があるから
 子どもに偉そうに言えるだけで

 高校中退というだけで
 同じ仕事をしていても高卒の同僚と
 待遇に露骨な差をつけられる……

 そんな田島さんのような経験をした人からすると
 私がわが子にする説教なんて寝言同然だと気づきました。

 当たり前のことのように卒業した
 高校卒、短大卒と履歴書に書ける経歴で
 どれだけ自分が助けられ、守られているか……。


 人は「ない」から求めるのですが
 すでに「ある」生活をしていると
 その「ある」ことのありがたみすら忘れてしまいます。

 「ある」生活をしていると
 「ない」ことの不自由さ、理不尽さに
 気づくことができません。

 私は田舎育ちで不自由は人一倍体験してきたつもりでしたが
 親に捨てられることも、食うに困ることもなかったわけで
 本書を読んで、私の言う「不自由」なんて、
 ほんと寝言にもならんなと思いました。


 でも、私は
 田島さんのような視点、考えを持っている人が好きです。
 本書の「おわりに」にある心に残った一節を引用します。

ボクの言うサバイバル戦術とは、非常にシンプルだ。
 大きな目標など最初から持たないのだ。


 自分に選べる数少ない選択肢。そこから一歩を進める道をチョイスし、
 ささやかな結果を得る。


 結果はキャリアでもノウハウでも人脈でも、なんだっていい。
 そして、その成果を土台にして、次に自分が何をやれるのか模索するのだ。

 
 なにかしらの成果を土台にしているのだから、
 選択肢は前より少し増えているはずだ。


 そして、いまの道よりもよい選択肢に進むのだ

 人脈ゼロ、資金ゼロ、顧客ゼロで
 半ば背水の陣でスタートした私のフリーランス人生も
 田島さんのような“サバイバル戦術”で進んできました。

 資金もコネもないのだから、正攻法でやってちゃダメで
 サバイバルな戦術にならざるを得ない。

 でも、それは大それたことではなく
 目の前の仕事をコツコツ積み重ねていくうちに
 人が気づかない小さな隙間が見えて
 そこをどう攻めるかを考えるようになる
 ただ、それだけ。

 改めて思います。
 「“頭”に職をつける」っていい言葉だな、と。

 いろんな意味で強烈な本ですが
 これはまず、家族に勧めなければ(特に娘たち!)と思った一冊。



 呉、広島が舞台なので文中に出てくる
 学校とか場所とか広島弁が、とってもリアルでした。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

 昨日、熟女チーム4人が
 きもの姿で「恋するフォーチュンクッキー(恋チュン)」の
 動画撮影に臨みました。

 「ひろしまきもの遊び」の企画制作で
 「恋チュン」広島きもの人バージョンを
 撮影する、ということで
 ミーハーな私は自信満々で手を挙げたものの……

 いざ、撮影当日になると
 撮影隊が会場に到着した時点で
 まだ長じゅばんに半襟を縫い付けている始末……
 何やってんだ、わたし!?

 参加メンバーも
 なんだか妙にテンションが上がっていて
 いつもは言わないダジャレや下ネタを
 無意識に口走ったり、独り言を連発したり……
 どうなってんの、みんな!?

 まず、参加メンバー4人で
 会場できものを着付けるまでにすったもんだし

 撮影が始まったら始まったで
 狂ったようにリハーサルを繰り返し

 撮影担当者に
 「あの~、一生懸命なのはわかりますが
  画面からはみ出ているんですけど…」
 と注意され、はっと我に返るという有様。

 でも、
 「踊り、少しアレンジしてもらってもいいですよ」
 と言われるやいなや

 熟女のあつかましさで(?)
 「あんたらは歌舞伎役者か?」と
 言われんばかりの悪のりアレンジを決め
 (多分カットされるでしょう)
 不必要にハイテンションなまま撮影終了。

 大変楽しゅうございました。

 撮影部隊のご厚意で
 4人で踊ったパートとは別に
 ダンスリーダーの友人と2人で
 フルバージョンも撮影してもらったのですが

 あれだけ夏から汗だくで練習していた割には
 まったくもってグダグダで、軽く自分に失望しました。

 でも、これは
 踊ったもん勝ち、撮ったもん勝ちで
 実際にやってみると、本当に楽しいです。

 「恋チュン」広島きもの人バージョン
 完成は来年1月の予定だとか。

 アップしたら、またお知らせしますね~♪

 今回の楽しいプロジェクトを企画した
 「ひろしまきもの遊び」のウェブサイトはこちら

にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 広島県情報へ
にほんブログ村


             

 ここ最近の朝の楽しみは・・・


 朝、ベランダに
 小さなお客さんが
 やって来ます。

 毎朝、炊き立てのご飯をほんの少し
 お供え用にとりおくのですが
 前日の固くなったそれを
 ベランダに置いておくと……

 チュンチュンと
 スズメ達がついばみにやってくるのです。

 その姿をリビングから
 そっと眺め、楽しんでいます。

 天気のいい日の午後には
 今度は隣の建物からバシャバシャと
 水音が……

 カラスがとある場所にある
 水たまりにやって来て、
 文字通り「カラスの行水」を始めるのです。

 自宅で仕事をしていると
 窓越しに、このバシャバシャが聞こえてくるので
 「あ、またやってるな」とそっとベランダから覗きに行きます
 (窓を開けると逃げるので)。

 夏からずっと続いている
 この「カラスの行水」。
 寒くなってもまだ続いていくのでしょうか。

 鳥の種類はそれほど知りませんが
 身近にやってくる鳥たちの姿が好きで
 一人、心和ませている今日この頃であります。

 うちのベランダにやってくる鳥たちは
 全部「小鳥ちゃん」と呼んでいます。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

 「情熱」って、いつの世でも人を動かすのですね。


 「情熱」とか「熱意」という言葉
 ややもすれば「暑苦しい」と敬遠されがちですが

 でも、やっぱり、最終的に人に届くのは
 どれだけ心に熱を持って、あい対するかではないか
 と思うのです。

 昨夜、NHKの「プロフェッショナル」を見ていて
 デザイナーの佐藤オオキ氏が
 箸の産地、福井県小浜市のプロジェクトで
 新しいデザインの箸を提案する場面
 が印象的でした。

 箸というのは、日本の食文化の軸をなすアイテムで
 ほぼ完成された形をしています。

 それをどう新たにデザインするかが
 佐藤氏への要求でした。

 8種類の提案の1つに
 らせん状に分かれる美しいフォルムの箸がありました。

 おそらく誰もが「素敵!」「なに、これ!?」と
 目を見張るデザイン。

 でも、実際に制作するのは
 熟練の技を持つ職人にも難度が高いのが
 素人目にも分かります。

 実際、現場からは
 「締め切りまでに間に合わない」という知らせが入ります。

 でも。

 最終チェックの段階で
 小浜の現場から、一時は「できない」と言われていた
 そのらせん状の箸が届けられるのです。

 このやりとり、
 おそらく佐藤氏のデザインにかける情熱が
 職人さんの心を動かしたのだと思います。

 「このデザインなら、実際に作ってみたい!」と
 職人魂に火が付いた。

 実際に箸職人が作りあげたらせんの箸を目にして
 それをデザインした佐藤氏自身が
 「マジに感動」している様を見て
 なんだか私までちょっと感動。

 熱は、人を動かすんですね。

 昨日の「プロフェッショナル」も見ごたえ
 ありました。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

 土日連チャンで映画を見てきました・・・

 先週の土曜日は
 娘たちと「かぐや姫の物語」を観に行きました。

 お金を払って劇場へアニメを観に行ったのは
 私の映画人生で初!

 予告編で見たとき、手描きのような絵のタッチが
 「今までにない」感があり、新鮮で
 娘たちを誘って観に行ってしまいました。

 も~、これが!
 序盤から、娘たちが首をかしげるようなところで
 すでに泣いている私。

 なぜって、主人公のかぐや姫が
 「アルプスの少女ハイジ」と「風の谷のナウシカ」を
 足して二で割ったような女の子なんですもの!

 赤ん坊のかぐや姫が初めて自分で立つ場面では
 思わず「クララが立った!」あのシーンを思い出し涙ぐみ、
 大人になったかぐや姫が都から懐かしいふるさとへ
 走り逃げる姿を見ては、さらに涙。

 観ているのは「かぐや姫」の話なのに
 私の頭の中は、完全に「ハイジ」脳になってしまい

 ひっさびさに劇場で最初から最後まで
 号泣状態でした。

 涙腺がどうかなっているんだと思います。

 翌日、目がはれて大変でしたけど、
 わけもなく大泣きして、すっきりしました。


 そして日曜日。
 俳優の井浦新(いうら・あらた)見たさに
 「ジ、エクストリーム、スキヤキ」を一人で観に行きました。

 なんだか脱力しまくった映画で
 私の前に座っていたおじさんは途中で席を立ってましたが

 舞台出身の前田司郎監督が初めて手掛けたこの映画
 休日の昼間にぼーっと観るにはちょうどいい作品だと思いました。

 ふやけたような井浦新の表情を
 追っていくだけで幸せな気分に……。

 その後、家族と合流して
 スキヤキを食べて帰りましたとさ。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

 随分と乱暴。
 でも、フレッシュな本だなぁ~と思いました・・・

 今日ご紹介するのは
 「5年後、メディアは稼げるか」

 著者の佐々木紀彦さんは
 東洋経済新報社へ入社後
 一時休職して米国スタンフォード大学院で修士号取得。

 その後、復職し
 「週刊東洋経済」編集部へ。
 数々の特集を担当してヒットを飛ばし
 単著も出版(しかも、その本が5万部も売れた)。

 昨年、そのキャリアを買われて
 「東洋経済オンライン」編集長に迎えられ
 リニューアルから4カ月で同サイトをビジネス誌系サイトの
 ナンバーワンに導いた気鋭の34歳。

 見事なまでのハイスペックな肩書き!
 いわゆる「イケてるギョーカイ人」と言っていいでしょう。

 そのせいか
 「カリスマ編集長は(日本の)雑誌界にはほとんどいません

 「高齢者には失礼だとは重々承知していますが、
  世の中を変える主体ではない高齢者に向けて、
  情報を発信することに私は興味がわきません


 とまあ、反感を買うようなことを
 ハッキリばっさり言ってのけていらっしゃる。

 ただそれは、彼が結果を出して自信満々の
 はなもちならないギョーカイ人だからではなく

 次世代ジャーナリストの条件の一つとして
 「孤独に耐える力」を挙げ

 「日本のジャーナリストは、上司や読者や取材対象者からの反応を
  気にしすぎているように感じます。
  炎上してもどうってことはありません。
  自分の信じる意見であれば、どんどん打ち出していけばいいのです。
  反発をおそれていては、存在感に乏しい『のっぺらぼうジャーナリスト』
  になってしまいます


 と述懐していることからも分かる通り

 誰にもおもねらず、覚悟を決めて
 「喧嘩上等」精神で世に挑んでいる
 なかなか噛みごたえのある人物だからと
 お見受けしました。

 無難より、非難を買って出る
 若さと勢いが心地いいのです。

 彼が現地で実際に見聞したであろう
 米国製メディアの分析、考察に対し
 日本メディア(主に新聞、雑誌、ウェブ)のそれは
 まだ浅い気はしましたが

 それでも、第3章の
 「ウェブメディアでどう稼ぐか?」は
 とても刺激的で、線引きまくりでした。

 最終章「5年後に食えるメディア人、食えないメディア人」で
 世代別のキャリア設計が述べらているのですが
 「40代はなんとも中途半端
 とばっさり。

 「メディア新世界を一刻も早く実現するには、
  40代を飛び越して30代へと一気にパワーシフトしたほうがいい


 「40代中盤以上の人たちはバブルを経験しており、
  昭和モデルの中で生きてきたため、ブランド主義というか、
  いろんな意味で古いヒエラルキーを意識している人が多い
  ように感じます


 と、これまた手厳しい。

 読みながら「悪うござんしたねぇ、昭和モデルの中で生きてきて!」と
 思わずつっこみを入れずにいられませんでしたが、
 痛いところを突いているのも事実。

 むかつく箇所はほかにも散見しますが
 それ以上に、今後のメディア界でどう生き延びていくかのヒントが得られ
 うなることが多かったです。

 最後に、本書でとても印象に残った一節を引用しましょう。

 「ウェブメディアにおいてもっとも大事なのは、
  文章力よりも、経験や知見の面白さです。
(中略)
 
 私を含む9割以上のジャーナリストの文章力は、
 努力をすれば誰でも身につけられるレベルにすぎません。
(中略)

 事実、ユニークな経験や知見さえあれば、たとえ文章が苦手でも
 良質なコンテンツはつくれます


 これだけ「発信するツール」があふれている時代、
 プロの書き手でなくても
 「経験や知見の面白さ」を武器に
 打って出ることができる、ということです。

 プロの書き手にとっては脅威となる存在が
 アマチュアの世界からどんどん出てくるということ。

 だからこそ、これからのメディアって面白くなるとも
 思っています。
 プロの端くれである以上、そうやすやすと
 席を譲りたくもありませんからね。

 というわけで、
 一冊でムカついたり、勇気をもらえる
 刺激的な本。

 楽しめたし、学ぶところも多くありました。




 メディア関係以外の業界のかたにも
 非常に面白く読める一冊だと思います。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ