ライター・カミガキ 臨機応変日記

好きな言葉は「臨機応変」。 変幻自在、しなやかに強く、信じるままにわが道を行くライター・カミガキの日々の奮闘・思い・気づきを綴ります。

2015年03月

 “おおかみきぶん”って
 誰にでもあるんじゃないかな?

 なんだか気持ちが落ち込んで
 自分でも理由がよくわからないまま
 気分が乗らない、上がらない

 ということは
 大人になってもあるもので……。

 わたしくらいの年齢になると
 「そりゃ、更年期よ」
 と指摘されたりして、余計に気落ちするのですが
 さもありなん。

 そんな大人の事情はさておき
 不機嫌になる理由が分からない
 本人もうまく説明がつかず
 もどかしいから余計に
 周りに八つ当たりする

 なんてことを
 幼い子どもはしでかします。

 わたしにも多分そんな時期があり
 うちの娘たちにもやはりありました。

 慣れてしまえば
 まぁ、そんなもんと
 寛容に受け止めることもできるのですが

 自分の小さな妹が
 突然、「あれいや、これだめ」と荒れ始め、
 挙句の果てに
 「もう、ほっといて!」
 とベッドにもぐり込んでしまったら

 そりゃあ、姉としては
 びっくりすることでしょう。

 そして、何とか妹を
 笑顔にしようと
 あの手この手で奮闘するはず。

 そんな幼い姉妹の様子を
 お話にした絵本が
 「きょうは、おおかみ
 です。

 わたしにも妹がおり
 わが子も娘2人。

 幼い頃の自分や子どもたちも
 同じようにケンカして、心配して
 仲直りしたことを思い出し、
 読んだ後、心にじわりとあたたかいものが広がっていくのを
 感じました。

 わけもなく気分が落ち込んで、なんだか面白くない状態を
 この絵本では“おおかみ気分”と言っています。

 きっと子どもにだけではなく
 大人になっても、うっかりしていると
 “おおかみ気分”に襲われることがあるので
 そんなときの処方箋に
 この絵本を眺めてみてください。


 絵本の表紙には
 手書きの「きょうは、おおかみ」というタイトルの上に
 「Virginia WOLF」とやはり手書きの文字が添えられています。

 絵本に登場する幼い姉妹の
 妹の名前もバージニア。

 このキーワードにピンときた方は
 ちょっとした謎解きをしながら
 本書を二倍楽しめることでしょう。

 英国生まれでカナダ在住の作家
 Kyo Maclearの原作と合わせて
 読み比べると

 日本語訳の味わいや工夫を
 感じとることができ
 興味深く読めると思います。



 ※本書は
  版元から直接ご購入いただくこともできます。
  


 わたしは、この2冊の絵本を
 将来、孫に読み聞かせてやることに決めています。

───────────────────────────────────

昨日、26回目の「仕事美人トークカフェ」を開催しました。

 ゲストは、
 児童書の出版を専門とする広島初の出版社
 きじとら出版代表の小島明子さん。

 会場は、自宅の1階を改装して古本屋を営む
 「古本と珈琲 楢」。

 書棚の奥にある
 10人も入ればいっぱいという
 カフェスペースに

 昨日はなんと15人が
 肩寄せ合って座り、
 今どき大学のゼミでも
 ここまで人がくっつき合うことはないだろうという
 密接度。

 でも、
 ゲストと参加者が至近距離だった分
 小島さんの話に
 「あ」という声がもれたり、
 「そうそう」という心の声が聞こえたりと

 参加者の気持ちが徐々に近づいていく様子を
 ダイレクトに感じることができました。

 だから、ライブはやめられない!

 出版社に勤めたこともなく
 編集や印刷の知識もなく
 ましてや、経営の経験もない
 いわば、すべてにおいて素人だった
 小島さんが

 自宅で児童書専門の出版社を立ち上げたのは
 昨年のこと。

 院卒の元公務員で
 家庭に入ってからは
 子育てのかたわら原書の翻訳サークルの講師をしてきた
 という小島さんは、

 実年齢よりも落ち着いて見え
 研究者のような雰囲気の物静かな女性です。

 しかし、子どもの頃からずっと好きで、親しみ続けてきた
 本の話になると、驚くくらい饒舌になり、
 熱いんです(も~、ほんとびっくりしたわぁ)。

 長年、持ち続けてきた「本に携わる仕事がしたい」という思いが
 名だたる翻訳大賞の受賞をきっかけに
 「そうだ、本を作ろう! 自分で出版社を始めよう!!」
 という行動に結びつき、本当に翻訳絵本を出版してしまった……

 一見、思いつきとひらめきと行動力だけで
 「やっちまった人」
 に見える小島さんですが

 きちっと潮目を読み、
 冷静に判断し、手を打っているから
 はずなさない。

 これは運とか、年の功ではなく
 長年の読書経験により磨かれた
 思索する力と洞察力のなせるワザと
 わたしは感じました。

 しかも、数字に強い
 (外見や口調からは全然そうは見えないんだけど……)。

 そして、人が応援したくなる
 素朴さと素直さ。

 広島にもまた一人
 面白い女性経営者が出てきたと
 感じています。

 そんなわけで
 見た目のイメージとは裏腹な破天荒ぶりで、
 ジワジワ攻めてくる小島さんに

 いい意味で裏切られ、
 楽しませてもらった
 昨夜のトークカフェでした。

 ご参加の皆さん、ありがとうございます!


 ▼きじとら出版のWebサイトはこちら
 

 ▼きじとら出版のFacebookページはこちら
 
 小島さんって、まさに「本の虫」の典型。
 読書で培われた思考と感性は、アスリート並み!
 わたしももっと読まないと!

 異動、移転、離退職の季節。

 「新年度向けメール」について書いた
 過去のメルマガ記事が
 『まぐまぐニュース』に掲載されています。

 ------------------------------------------
  【新年度】異動の挨拶にマナーはあるの?
   今すぐ使える、仕事美人のメール作法
 ------------------------------------------

 ぜひ、お役立てください!

 タクシー運転手から見て
 東京で一番かわいい女の子が多い街
 どこだと思いますか?

 それは、恵比寿なんだそうです。

 理由は、
 流行りの飲食店が多く
 銀座ほど敷居が高くないため
 若くてかわいい女の子が集まるのだとか。

 高校時代から都内で遊びまくってきた
 タクシー運転手が言うのですから
 間違いないでしょう。

 そのタクシー運転手とは
 下田大気さん。

 「タクシー運転手になって人生大逆転! 」
 の著者です。

 表紙の本人の顔を見て
 なんだか誰かに似ているな~と
 思ったら……

 お父さんは
 直木賞作家・志茂田景樹氏。
 どうりで、よく似ています。

 親の七光をすでに高校時代に使い果たし、
 20代と30代で二度の自己破産を経験。

 人生のどん底から再起するため
 タクシー運転手となり
 1年目で年収800万円を稼ぎだしたという
 下田大気さんのハチャメチャな半生と
 タクシー運転手として彼がどのように再起を図ってきたか
 を述べたのがこの本です。

 ほぼ再起不能と言っていいほどの最悪な状態から
 彼がタクシー業界に入り
 リーマンショック後の業界が最も受難な時期に
 カリスマ運転手と言われるまでに変わることができたのは
 なぜか?

 高校時代からパーティー三昧で
 遊び歩いていた経験が
 窮地に陥った彼を救うことになります。

 歌舞伎町、六本木を庭のように
 遊び歩いてきたからこそ
 土地勘があり、客筋が読めた。

 それがタクシー運転手になってからの
 彼の強みになったのです。

 人生、どこに逆転のきっかけが転がっているか
 分かりませんね。

 ほかにも
 タクシー業界の動向、働き方
 タクシー運転手としての戦略などが書かれていて
 非常に興味深い内容になっています。

 運転手として経験した
 面白エピソードもコラムとして挿入されていて
 楽しいです。

 そして、圧巻は巻末のコラム
 「父・志茂田景樹に人生相談」。

 実際に下田さんが
 父親の景樹氏に
 自分の半生を振り返り、その時々の自分を
 父親がどう感じ、対処してきたのかを
 「人生相談」という形式で問い
 景樹氏が答えているのですが

 さすが突飛なファッションも伊達ではない
 直木賞作家!

 父親として、人として、男として
 息子を見つめてきた様子を率直に語っていて
 素敵だなと思いました。

 本書も夫からの受け売り本ですが
 この人生相談部分に夫の赤線が入りまくりだったことは
 言うまでもありません。

 タクシー運転手として再起してからの
 下田大気さんの清々しい生き方に
 触れることができる1冊。お勧めです!




 1メーター730円の先に1日の売上があり、年収があり、貯金額がある。
 1メーターの重みについて書かれていたのが印象的でした。

 妻、職場の女性、客先の女性経営者……
 のことが分からない!
 とお嘆きの貴兄に。


 夫婦でなくても
 異性の心(男ごころ、女ごころ)を
 理解したいと思う方に
 ぜひ、ご一読をおすすめしたい本があります。

 黒川伊保子さんの
 「夫婦脳 ―夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか」
 です。

 黒川さんは
 わたしにとって「目からウロコ」の書
 「LOVE BRAIN ―行為を紡ぐ男性脳 言葉を紡ぐ女性脳 」
 の著者。 

 女性が男性を理解するために
 男性が女性を理解するために
 「あ~、そういうことだったのか!」という
 男性脳と女性脳のしくみと感じ方の違いを
 脳科学に基づき、実に分かりやすく説いてくれる人です。

 そんな黒川さんが
 「夫婦の脳」の違いにフォーカスして
 記した1冊が「夫婦脳」というタイトルのこの本です。

 妻の愚痴や相談、悩みを聞き、
 なんとかしようとすればするほど
 妻は逆ギレしたり、不機嫌になっていったりして
 戸惑いを隠せない、というケース
 とても多いです。

 妻のことを理解しよう、寄り添おうとすればするほど
 妻は機嫌を損ね、ますます会話が減っていく……
 という悩み
 わたしも何人もの男性から聞いてきました。

 夫のみなさん
 妻は具体的な解決策や結論を
 夫に求めていません!

 妻が夫に求めているのは
 愚痴や悩みや相談を抱える自分を
 「本当にそうだね」「大変だったね」
 とねぎらい、ほんの一瞬甘やかしてくれること
 だけ。「だけ」です!

 「女は褒めてほしいわけじゃない。わかってほしいのである

 本書にあるこの一行こそが妻の本音、いえ、
 女の本音なのです。

 逆に、男性は女性に
 わかってほしいのではなく、褒めてほしい
 のかもしれません。

 「妻の言うことは主語がなく、抽象的でよく分からない」
 「妻は、その度に言うことが違う」
 「妻は過去の不満をまるで昨日のことのように思い出しては、
  自分を責める」
 など、妻の諸症状に悩まされている既婚男性の皆さん
 諦めてください。

 それらはすべて「女性脳」の特質。
 多分、変えられません。

 でも、変えることはできなくても
 女性脳の特質、特徴を知っておけば
 対策は打てるので、家庭内不和は避けられるはず。

 家庭に限らず、職場や客先の女性に接する場合にも
 本書で「女性脳」の傾向を知ることで
 円滑、円満な関係が築けることでしょう。

 女性の皆さんも
 「夫脳」「男性脳」を知ることで
 すれ違いに必要以上に落ち込んだり、気に病むことも
 なくなるはず。

 だって、根本的に
 男性の脳と女性の脳には違いがあるのですから。


 実は、この本
 友人が「ぜひ、読んで」と勧めてくれた本で

 夫が先に読み、その後にわたしが読んだところ
 夫が赤線を付けている箇所と
 わたしが付箋を付ける箇所が
 まったく一致しませんでした。

 結婚19年、人もうらやむ仲良し夫婦を
 自称しているわが夫婦でさえ
 思いっきり“すれ違って”いることが分かって
 面白かったです。

 個人的には
 わたしの「協調性のなさ」は
 女でありながら、脳自体は男性脳化していて
 女性の輪に入れない、協調できないのだ
 ということがよく分かりました。

 他の女性が「かわいい~」というものに同調できなかったり
 女友達からの抽象的な悩み相談にイラついたりするのは
 まるっきり「男性脳」的な反応。

 だからら、わたし、女の友達が少ないんだ
 (男の友達も少ないけど……)。

 ともあれ
 いろ~んな意味で
 異性の脳の傾向を理解し
 日常的なすれ違いを解決するのに役立つ本です。

 近い間柄なのに、ぎくしゃくしている男女の関わりに
 きっと、本書が福音をもたらすことでしょう。




 息子を持つ母親にも参考になると思います。
 あ~、わたしにも息子がいたら、こんなふうに育てたい!


 最近、注目を集めている
 大和言葉。

 漢語や外来語が入る前から
 使われていた日本古来の言葉(和語)を
 大和言葉と言います。

 例えば
 「恐縮です」の「恐縮」は漢語ですが
 「恐れ入ります」は大和言葉。

 漢字で表すと、堅苦しく形式ばってみえる言葉
 (よく言えば威厳があるわけですが)
 を、やさしくやわらかくほどいた表現が
 大和言葉と言えるでしょう。

 大和言葉は
 ビジネスメールにも使えます。

 ちょうど
 きもののコーディネートで
 鮮やかな色、華やかな色を
 帯揚げや帯締めに指し色として使うと
 ぱっと映えるように

 文章の中に
 スパイスのように大和言葉を効かせると
 人の気持ちを引き付ける文章になるのです。

 例えば
 お願い事をするときには「お差し支えなければ

 誘いを断らざるをえないときには「よんどころない事情で

 いつも気に留めてくれる相手には「お心にかけていただき

 といった具合に大和言葉を使うと
 言い回しがやわらかくなり
 相手の心にすっと届きます。

 そんな大和言葉の言い回しを集めた本が
 『 一目置かれる大和言葉の言いまわし
 です。

 自分では、
 仕事のやりとりのメールにも
 大和言葉を意識して使ってきた方だと
 思っていたのですが

 本書には、まだまだわたしが知らない
 あるいは、使いこなせていない
 大和言葉がたくさんありました。

 本書は、「大和言葉とは」と厳密に定義するというより
 “後世に残したい美しい日本語”と捉え、
 メールや文書、日常会話に取り入れられる言い回しを
 紹介しています。

 特にメールの文章は、
 同じことを口で言うよりも
 きつく、冷たく感じられることが多いので
 大和言葉に言い換えて使うことをお勧めしたいです。

 本書の監修は、敬語指導や敬語・言葉遣いの著書も多数ある
 山岸弘子さん。大和言葉を身近に感じ、すぐ取り入れられる
 分かりやすい内容なので、ぜひ、お手元に1冊!!




 実は、本書の編集のお手伝いを
 神垣がしております。

 メールの文章や日常会話に「大和言葉の言い回し」を
 取り入れていただけるとうれしいです。

 3月の「仕事美人トークカフェ」のゲスト
 が決まりました。

 きじとら出版代表の小島明子さん
 です。

 小島さんは、第20回「いたばし国際絵本翻訳大賞」の
 英語部門で最優秀翻訳大賞を受賞。

 このコンテスト作品の出版を目指し、2014年夏に
 広島できじとら出版を設立しました。

 もうすぐ、
 小島さん自身が翻訳を手がけた絵本
 「きょうは、おおかみ」
 が発売になります(Amazonではすでに発売中)。


 翻訳家を志し
 広島で英語の読書会を主宰している小島さんは
 一児の母でもあり

 海外の児童書の和訳本を
 多くの子どもたちに届けたい!
 という想いから出版社を立ち上げました。

 でも、海外の児童書は
 子どもだけでなく
 大人にも人気で
 原書と合わせて和訳本を楽しむ方も多いとか。

 きじとら出版から
 「きょうは、おおかみ」と同時期に発売される
 「世界のまんなかの島 ~わたしのオラーニ~」
 絵も内容もほのぼのとしていて、大人の女性たちが注目する本
 なのだそうです。
 


 出版不況と言われて久しく
 ましてや、地方で出版をしていくことは
 なかなか勇気がいること。

 でも、だからこそ
 「心に残る良書を子どもたちに!」
 という信念を持つ小島さんのチャレンジを
 わたしは心から応援したいと思っています。

 そこで、早速
 3月の「仕事美人トークカフェ」のゲストに
 お迎えすることにしました。

 翻訳を始めたきっかけ
 主婦業から一念発起して、出版社を立ち上げた経緯
 海外児童書の魅力 など
 小島さんに思う存分、語っていただく2時間です。

 絵本や児童書が好きな方
 翻訳の仕事に興味がある方
 ポジティブな人たちとの会話・交流で刺激を受けたい方
 ぜひ、ご参加ください!


 ☆--------------------------------------------------☆

      【仕事美人 トーク・カフェ】VOL.26
      --------------------------------------
    きじとら出版代表 小島 明子さん

 ☆--------------------------------------------------☆

  テーマ:「海外の児童書に魅せられて。
       ネコ好き一児の母の出版社立ち上げ物語」     
 
  日 時  2015年 3月25日(水) 18:30~20:30

  会 場  広島市中区(決まり次第、お知らせします)

  参加費  一般 ⇒ 3000円    ※ 軽食と飲み物付き

        【しごび】読者 ⇒ 割引あり

 ☆--------------------------------------------------☆

 ▼きじとら出版のWebサイトはこちら
 

 ▼20年の歴史がある「いたばし国際絵本翻訳大賞」について
 
 社名になっている「きじとら」にピンときたあなたは、
 小島さんときっと気が合うはず。彼女もネコ大好き人間です♪


↑このページのトップヘ