ライター・カミガキ 臨機応変日記

好きな言葉は「臨機応変」。 変幻自在、しなやかに強く、信じるままにわが道を行くライター・カミガキの日々の奮闘・思い・気づきを綴ります。

2015年05月

 写真集というものを
 ほとんど買わないのですが

 これは古本屋で見つけるなり
 即、買ってしまいました。

 「じいちゃんさま」

 写真家、梅 佳代が
 能登・旧柳田村で三世代が暮らす実家で
 祖父を10年撮り続けた写真集です。

 「ザ・昭和の家族写真」といった
 表紙をひと目見て

 これは写真部の高三長女に見せねば!
 と思い立ち、すぐレジに.。

 すると、古本屋の女性店主が
 「この写真集、いいでしょ~」
 とニヤリ。

 あるある、こういう光景!
 いるいる、こういうじいちゃん!

 地方都市出身のわたしと同じ年頃の昭和世代には
 「く~、たまらん!」
 という懐かしさに揺さぶれること間違いなしの

 ゆるくてぽわんとした田舎の日常が
 じいちゃんを中心に切り撮られています。

 古本屋の女性店主がこっそり
 この写真集の楽しみ方を教えてくれました。

 家族や職場の何人かで
 「じいちゃんさま」を回し読みし
 自分が一番! と思う写真に
 1人1枚付箋を付ける。

 そして、後で
 みんなで「この写真のここがいい!」と
 わいわい講評し合うというもの。

 うちでも早速、家族で
 してみました。

 家族でも、それぞれ
 「ツボ」に入る写真が違っていて
 面白いです。

 わたしが付箋を付けたのは
 畑で採れた曲がったキュウリを
 ヘッドホンよろしく頭に乗っけて
 テレビに見入るじいちゃんの写真!

 好きだわ~。
 わたしもこういう年寄りになろうと思います。


 なんだか、いろいろあって
 ゴタゴタ、セカセカ、イライラしているとき
 この写真集をめくっていると
 きゅ~っと和んできます。

 わたしも残していきたいな
 こういう日常。

 少々お疲れ気味のあなたに
 お勧めしたい1冊です!




 裏表紙の、じいちゃんとばあちゃんが
 唖然としている写真も好き!!

 ビジネスシーンで避けるべき典型的な“NGメール”について
 紹介した過去のメルマガ記事が
 『まぐまぐニュース』に掲載されています!

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   職場でのあなたの立場を悪くする
   「NGメール」5つのパターンと対処法
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 現在、会社員のうちの夫の夢は
 会社を早期退職して
 宮島で屋台のホットドッグ屋を
 始めること

 なんだそうです。

 数年前から言い始め
 当初は冗談だと思っていたのですが
 どうやら本気。

 起業とか、スモールビジネス系の
 本を読み漁っております。

 おかげで彼の本棚には
 それ系の本がどんどん増えている……

 今回紹介する
 「小商いのはじめかた
 も夫が読み終え、わたしに勧めてきたもので

 目にもまぶしい黄色いカバーの本は
 ページの端が折られ
 赤いボールペンで幾つも線や印が付けられていました。

 本の帯には、こう書いてあります。

 「初期投資やリスクの少ない形での
  シンプルで身の丈にあった『小』さな『商い』=『小商い』を、
  今までモノやサービスを自分で売ったりした経験を
  あまり持たないであろう、
  ふつうの個々人がはじめるための、考え方の勘所とケーススタディ

 この文面がうちの夫のハートを
 ずきゅんと射止めてしまったであろうことが
 簡単に想像できます。

 嗚呼……


 本書は、うちの夫のように
 「小商い」を目指す人に実に刺激と学習になる
 実例が取り上げられています。

 自宅の料理教室がきっかけで
 和風家庭料理店を始めた女性

 独学で身に付けた柿渋染めの技術で
 バッグやエプロンを制作し販売する女性

 壺焼きの焼き芋を売りつつ
 焼芋家を名乗り、やきいも学も人に教える
 男性デザイナー

 カーゴバイクと呼ばれる三輪自転車で
 ケーキの移動販売をする男性

 などなど、ユニークな「小商い」人を
 取材し、紹介しています。

 だから、
 特に「小商い」を目指していなくても
 こんな仕事や商売の仕方があるのか!
 と興味深く読むことができると思います。


 そして、【しごび】メルマガ読者にだけ
 そっと教えます。
 実は本書には、うちの夫も載っているんです。

 事例としてではなく
 単なる偶然なのですが

 去年、夫婦で参加したイベントに来ていた
 「移動本屋」さんを紹介する記事の写真に
 あろうことか夫の後姿が写っているではありませんか!

 非常に特長のある外見なので
 ひと目でそれと分かり
 笑ってしまいました。

 どうりでわたしに勧めるわけだ…。

 本書の104ページのカラー写真です。

 興味のある方は、ぜひ!



 妻としては、次女が20歳になるまでは
 夫に会社員でいてほしいんですけど~(熱望!)

 誰もがやってしまいがちな“メールでの失敗”について
 紹介した過去のメルマガ記事が
 『まぐまぐニュース』に掲載されています!

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  社外秘をうっかり得意先にメール……
  どう対処すればいいの?
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 久しぶりに
 小説を読みました。

 良い作品に出合うと
 読み進むうちに
 残りのページ数が減っていくのが
 惜しくなります。

 そんなことありませんか?

 恋愛小説が大好物のわたしが
 久しぶりに読んできゅんときた作品が

 盛田隆二氏の
 「残りの人生で、今日がいちばん若い日」

 盛田隆二という作家
 わたしは全く知らず
 新聞の書評欄でこの作品を見つけ、思わず購入しました。


 バツイチ、シングルファザーの編集者
 柴田直太朗

 不倫の恋を始末し、婚活に励むもうまくいかない
 なりたて書店員の山内百恵

 共に39歳の2人が
 中心人物の物語です。

 相手のことを「好き」とストレートに
 思い、伝え、ひたることができるのは
 10代まで。

 大人になればなるほど、
 仕事とか、子どもとか、親とか
 その他“諸事情”がまとわりついてきて
 直球勝負の恋愛は遠のいていくもの。

 それでも
 いろんなことに折り合いをつけながら
 少しずつ心を通わせていく
 39歳の2人の恋模様が

 とてもリアルで
 共感できる作品でした。

 小説家志望で直太朗に好意を寄せる
 冴美
 
 百恵の別れた不倫相手
 柏原

 結果的に
 直太朗と百恵の出会いのきっかけを作ることになる
 作家の黒崎

 といった脇の登場人物が
 「こういう人いるよね~」という
 面倒くさいタイプばかりで
 笑ってしまうのですが

 ちょっと待て。

 3人がそれぞれ持つ一面
 例えば、自意識過剰だったり
 身勝手だったり
 後ろ振り返り系だったり

 という要素は、
 どれも自分の中にもあるもので
 他人事なんかじゃない
 と気づきます。

 ただ、年齢とともに
 そういう厄介な自分との折り合いの付け方を学び
 対処できるようになるから
 人のそんな様子を面倒くさいと思い
 笑うこともできるようになるのでしょう。

 直太朗と百恵の恋には
 小学4年生の直太朗の娘
 心を病んだ直太朗の別れた妻
 DV男だった百恵の父も絡んできて

 まさに現代の家庭、家族の一面を
 映し出してもいます。


 「いろいろある。だけど、好き」
 という気持ち、誰にだってあるはず。

 恋愛という枠組みでなくても
 人が人を想う気持ちは
 時代や年齢に関係なく
 必ずあって

 それが明日への活力だったり
 生きるバネに確実になることを
 そっと教えてくれる作品でした。

 人の心の機微を感じとるためにも
 やっぱり、たまには小説読まなくちゃ
 と思い返すことができた1冊。

 おススメです!



 直太朗が百恵に告白する「好きになってしまいました」
 ここのシーンがたまりませんでした!

 男気って
 一体、誰が言い出したんでしょうね・・・・

 シーズン前は、あれほど「今年の優勝候補」と騒がれておきながら
 今やセ・リーグ最下位。

 こうして書くのも嫌になるほど
 低迷中の広島カープですが

 広島県内は、もう、どこもかしこも
 カープ関連グッズや便乗商品があふれ返り
 勝とうが負けようが「カープ祭り」状態に陥っています。

 本とて同じ。

 地元はもちろん
 大手出版社からもカープ関連本が
 続々と登場しています。

 個々の選手にフォーカスした
 雑誌の特集や書籍もあり
 その中の一番人気と思われるのが、この1冊

 黒田 博樹「決めて断つ 」

 やっぱり、本書は
 数あるカープ本の
 決定版だと思います。

 昨年、メジャーリーグから
 古巣、広島カープへの復帰以来
 「黒田=男気」
 というキーワードで語られまくっていますが

 「男気」なんて言葉
 黒田本人はひと言も発していないし
 自分で書いてもいません。

 「男気のある俺」をひけらかすような
 選手でも、人でもないことは
 本書を読めば、理解してもらえることでしょう。

 とにかく
 見事に
 不器用な人です。

 だからこそ、
 一つひとつの選択に慎重になるし
 考えに考え抜いて結論を出す。

 メンタルは相当強いのに
 いつも「これでいいのか」「これで万全か」と
 逡巡している。

 ことごとく
 その場のノリとか、火事場の馬鹿力で
 急場をしのぐ
 常にギリギリなわたしとは大違い。

 黒田に比べて
 自分はなんと浅はかな人間か
 と思い知らされました
 (しかも、黒田の方が10歳近く若いのに!)。

 本書は
 第1章の「挫折」から
 「起点」
 「信念」
 「挑戦」
 「戦場」
 「決断」
 そして第7章の「広島」までが
 単行本化されていましたが

 文庫化にあたり
 カープ復帰までの心中を語った
 第8章「復帰」
 が加筆されています。

 この最終章に
 ヤンキースのチームメイトだった二塁手、
 ロビンソン・カノー選手が
 シーズン最後に黒田にかけた言葉が紹介されているのですが
 思わず泣いてしまいました。

 何を語ったかは、本書を読んでいただくとして

 どんなにしんどくて、つらい時でも
 ひたむきに自分の役割を果たし続ける人の姿を
 黙って見つめてくれている人が
 必ずいる、ということ。

 やる前から文句を言ったり、
 後出しジャンケンみたいなズルをする人もいるけれど
 負けずに黙々と頑張る人を
 信じてくれる人が必ずいるし

 わたしもせめて
 そんなふうに頑張る人を
 見つめ、思いやれる人になりたい
 と、このくだりを読んで、誓った次第です。

 カープファンの方も
 そうでない方も
 人間、黒田博樹を知るきっかけにしてほしい1冊です。



  4月25日の広島対阪神戦で、藤浪の3球続けて内角攻めに黒田が激高した件
  あれこそ、若く有望な藤浪に対する黒田の本気のメッセージだと、
  わたしは思いました。

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