ライター・カミガキ 臨機応変日記

好きな言葉は「臨機応変」。 変幻自在、しなやかに強く、信じるままにわが道を行くライター・カミガキの日々の奮闘・思い・気づきを綴ります。

2015年07月

 7月最終日の今日
 締切が重なりまくり
 仕事を優先した結果
 メルマガの配信がこんな時間になってしまいました。

 配信は遅くなるし
 カープは負けるし(マエケン、打たれ過ぎ!)

 しかも、今回は
 読む時間がなく
 紹介する本がありません……。

 仕方がないので
 今週読んだ「週刊現代」8月8日号
 記事をご紹介します。

 TBS日曜劇場『ナポレオンの村』モデルはこの人です

 というタイトルで紹介されている
 限界集落を甦らせたスーパー公務員
 高野誠鮮(じょうせん)氏。

 スキンヘッドがいい感じの59歳。
 名前でピンときた人もいると思いますが
 実家は560年の歴史を持つお寺。

 大学から上京し、
 一時はテレビの構成作家やライターとして
 活動していた高野さんは
 20代の終りに地元
 石川県羽咋市に戻ります。

 兄が継がず跡取りがいなくなった寺を
 次男の高野さんが継ぐことになるのですが
 当時はまだ父親が住職だったため
 市役所の職員に。

 町おこしのプロジェクトを次々に立ち上げるも
 出る杭は打たれ
 陽の当たらない部署
 農林水産課へ異動。

 農業は素人ながら
 農家の自活自立を目指し奔走するうち
 地元特産の「神子原(みこはら)」の米を
 ローマ法王に献上することを思いつきます。

 それからのすったもんだをまとめたのが
 高野さんの著書
 「ローマ法王に米を食べさせた男」。

 この著書が
 今、放送されている唐沢寿明主演のTBSのドラマの
 原案として使われているんですね。

 週刊現代の記事の後半に
 こんな一節があります。

 僧侶として葬儀を数多く経験してきた
 高野さんは、死ぬ時にこそ、人の本当の姿がわかると言います。

 「本当に社会に尽くした人は、社会が泣いてくれる。
  家族に尽くした人は、家族が泣く。
  でも、自分のために生きた人は、誰も泣いてくれません

 と。

 が~ん、
 自分のためにしか生きていないわたしは
 誰も泣いてくれんのか……。

 今からでも
 社会や家族に尽くすのが
 遅くなければ
 心を入れ替えるべきかも……

 と、ちょっと考えさせられました。

 わたしも高野さんのように
 世のため人のために清々しく生きていけるだろうか……


 今回は、まだ読んでないけど
 読みたくなった本として
 ご紹介します!





  ドラマと合わせて読むと面白いかも!

 ある食事会のゲストは
 島でパン屋を営む男性。

 過疎が進む島で
 パン屋を開いて5年目だとか。

 島で唯一のパン店として
 地元の人にも島外からやって来た観光客にも人気で
 繁盛しています。

 パン屋の店主になるまでは
 対岸の町に生まれ育ち、地元の会社員だったという
 その男性。

 起業の動機は
 島の人が困っていたから。

 いくら過疎の町とはいえ
 パン屋が島内に1軒もないのは困るし、寂しい
 という声を放っておけなかった、と言います。

 島内で大量に出る
 廃材を燃料に使い何かできないか
 というところからスタートし

 行きついたのが
 石窯で焼くパン屋
 だったとのこと。

 それまでパンを作ったことのなかった男性は
 島でパン屋を開くことが決まってから
 修行をし、開店。

 パン屋を営む傍ら
 地域の消防団に参加し
 地域の役を幾つも引き受け
 地元の人たちと積極的に関わっていくうち

 廃材だけでなく
 「これ、使いんさい」
 と何やかや島内の人が持ち寄ってくれたり、
 人の縁から仕入れ先や販売先のルートが新たにできたり……

 「好きなことを仕事にする」のも一つのやり方ですが
 この島のパン屋さんのように
 困っている人のために仕事を作る、というのも一つ。

 そんなふうに起業した人は
 自分のことだけでなく
 地域に目が向いているから
 自ずと協力者や応援する人が現れ
 成功しているように感じます。

 何度も訪れ、よく知っているつもりの店でしたが
 今回、開業のきっかけを改めて知り
 はっとしました。

 利他の心ってこういうことなんでしょうね。




 「ヤキがまわったなぁ」

 山田詠美のエッセイ
 「4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール」
 を読んで、そう思いました。

 20代、わたしの人生の教科書だった
 山田詠美の作品たち。

 40歳ごろまでは
 新刊が出るたび読んでいたのですが
 最近はすっかりご無沙汰。

 彼女の長編作品に
 付いていけなくなっている
 へたれなわたしがいます。

 しかし、詠美愛は変わらずあり
 何かないかとAmazonを物色していて見つけたのが
 女性誌「GINGER」の連載をまとめた
 このエッセイでした。

 読後、感じたのは
 「変わってないなぁ」。

 往年の詠美フリークとしては
 知ってる話、なじんだ言い回しも多々あり
 正直、新鮮味は感じられませんでした。

 でも、ふと思いました。

 ヤキがまわったのは
 書き手の詠美ではなく
 読み手のわたしなんだ、と。

 山田詠美の作品世界に憧れ
 影響を受けながら
 「いい女とは」
 を自問し、追求してきましたが

 50を前にして
 自分なりの答えが見えてきた今
 (見えただけで、なっているかは別!)

 エッセイとはいえ
 彼女の作品を読んでみて
 昔、必死で勉強し、赤線を引きまくった
 教科書を読み返しているような気分になりました。

 若い頃
 解けなかった問題が
 今なら解けるし、解決できる。

 古い教科書は
 もう、いらないんだ
 という感じ。

 その代り
 うちの女子高生たちが
 即座に反応してきます。

 「あ、山田詠美! 読んでええ?」
 と。

 これから
 恋も仕事も人生も
 経験していく彼女たちには
 格好の教科書になるはず。

 母親として娘たちに
 たいしたことはできませんでしたが
 自分の愛読書を強引に押し付けてきたせいで

 時代を越えて
 わたしが好きだった作家や作品を
 娘たちが同じように
 好きで読んでくれているのは
 とてもうれしいです。

 多分、このエッセイも
 今どきのJKには
 新鮮かつ刺激になることでしょう。


 わたしといえば……
 彗星のごとく現れた
 ジェーン・スーのような
 新しいタイプの書き手を知ってしまうと

 詠美のエッセイに
 懐かしさは感じても
 若いときほど反応できません。

 これが歳をとる
 ってことなんでしょうね。

 残念!



 でも、自宅の居間に娘たちが本棚から取り出した
 山田作品が転がっている風景はとても好きです。

 隆です。松本隆です。

 先日、雑誌「BRUTUS」の特集が
 松本隆で、久々にコンビニで雑誌を衝動買い。

 すると今度は
 愛読する「週刊現代」でも
 合併号ではカラーで特集記事が!

 なんでも
 今年は、松本隆はの作詞活動45周年
 なんだとか。

 両雑誌には
 耳になじんだ名曲の数々が……。

 今さらながらですが
 はっぴぃえんどの「風をあつめて」も
 松本さんの作詞なんですね。

 歌謡曲もニューミュージック(←ほぼ死語)も
 わたしは楽曲より歌詞に注目してしまうのですが
 松本隆の詞は時代を越えても
 色あせない風情があります。

 うちの高校生の娘たちは
 見向きもしませんけど
 ニッポンの歌はやっぱりいいぞ!

 というわけで、今回は雑誌の紹介。

 神垣と同世代の皆さまに
 お勧めです!





 「BRUTUS」で糸井重里が松本隆への
 ジェラシーを吐露。正直だなぁ。

 昨日は
 山口県周南市で取材でした。

 高速を使って車で1時間弱の所にあるのですが
 朝7時に広島を出発し
 戻ってきたのが20時過ぎ。

 約12時間
 7か所、9人をぶっ続けで取材するという
 強行軍でした。

 でも、自分で立てた段取りだから仕方ない。

 こういう取材の仕方って
 無茶と言えば無茶なんですが
 この歳だからできるとも言え

 移動を含めた時間配分と
 取材先に気持ちよく話をしてもらいつつ
 うまく切り上げ、次へ向かうというのは

 経験を積んできたからこそ!
 と自画自賛(誰も言ってくれないんで、ここで言わせてください)。

 同行してくれたカメラマン氏も
 同い年のベテランで
 抜群のコンビネーションで
 一日の予定を完遂。

 雨続きだった天気も
 昨日はピーカンで
 自称・晴れ女の面目躍如。

 帰り際
 コンビニで買ったアイスを食べつつ
 「まだまだいけるな~」
 と妙な充足感にひたったのでした。


 周南市は、平成の大合併で
 徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町が合併して誕生した市ですが
 昨日の取材は、旧徳山市がメインでした。

 新幹線から間近に見える
 コンビナートが有名ですが
 サブカルの祭典「萌えサミット」の開催地だったり
 徳山駅からすぐの所に5つも商店街があったり
 と、なかなかユニークな土地柄。

 街の活性化に尽力する
 地元の皆さんを取材したのですが
 とても興味深く、かつ刺激になりました。

 さて、今日一日
 原稿に集中です。

 昨日1日で、体重が1キロ落ちていました。
 多分、今日で戻るけど……。




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